(フランス シャンパーニュ地方 ピノ・ノワール90% ピノ・ムニエ8% シャルドネ2%)
日本に入ってくるシャンパーニュは、まずハズレないので、名前を聞いたことがなくてもどれも一定の品質は保っています。
レストランでは、さらにスタッフが選別していると思いますので、ワインリストの中で一番安いシャンパーニュを選んでもがっかりすることはないでしょう。
シャンパーニュの価格は食べ手にとってもある程度想像はつくので、レストランもワインよりは利益率を下げていることが多いように見受けられます。
シャンパーニュは懐が深く様々な料理に合いますので、下手に同価格帯のワインを選ぶより満足感を得られるのではないでしょうか。
ネットでワインリストを掲載しているレストランを見てみると、今年ミシュラン3星に昇格したレフェルヴェソンスでは、ロジェ・クーロンという作り手ものが14,000円でオンリストされています。
グランメゾンだとさすがに少し高めですが、ブルゴーニュのリストを見ればこの価格では、村名ワインすら手が届きません。
町場のフレンチレストランクラスだと、今や老舗となった、アラジンではフランソワ・ムタールという作り手のものが9,000円、マノワール・ダスティンではディエボルト・ヴァロワという作り手のものが11,000円でオンリストされています。
ビストロの代表格である高田馬場のラミティエでは6,200円のボトルシャンパーニュがあります。
私も、低価格帯のシャンパーニュのオファーを受けるととりあえず1本購入し味わいを確かめてみますが外れたことはありません。
このガストン・デクロは、希望小売価格が3,850円ですが、平均樹齢が40年、使用ブドウの98パーセントが黒ブドウのほぼブラン・ド・ノワールで、醸造所と畑を借りているのでレコルタンは名乗れませんが、自分で栽培したブドウを100パーセント使用しています。