マルケス・デ・リスカル
オーガニック・ブランコ・ソーヴィニヨン ２０１８
（スペイン ルエダ ソーヴィニヨン・ブラン100%）
スペインの白ワインと言ったら、第15回に頒布したリアス・バイシャスのアルバリーニョから造られるものか、第22回に頒布したルエダのヴェルデホから造られるワインが代表です。
ヴェルデホは、その主要産地であるルエダで海外から輸入されたソーヴィニヨン・ブランと生産量1位の地位を争い勝利したと言われています。
国際品種に勝利することは珍しく、現在も栽培面積はソーヴィニヨン･ブランの4倍程度と大きく開いていて、ヴェルデホはルエダの誇りとなっています。
ルエダは、ヴェルデホとソーヴィニヨン･ブランを有することによりスペインを代表する白ワインの産地となり、結果的にはウイン・ウインの関係になりました。
そのソーヴィニヨン･ブランをフランスのロワールから1974年にルエダに持ち込んだのはマルケス・デ・リスカル社でした。
マルケス・デ・リスカル社はリオハにオーク樽を初めて持ち込んだリスカル侯爵により1858年に創業された、スペイン王室御用達のワイナリーです。
第23回の頒布会でマルケス・デ・リスカル社のテンプラニーリョを採用した時にも書きましたが、マルケス・デ・リスカル社のワインは、以前から日本でもよく見かけるスペインワインの代表でしたし、スペインにおいても高価格のワインがウニコぐらいしかないときの高品質ワインの代表でした。
マルケス・デ・リスカル社のブランコ･ソーヴィニヨンというワインは、当然今でもヴェルデホ同様リスカル社の代表的な白ワインとなっています。