(イタリア トレンティーノ・アルト・アディジェ州 カベルネ・ソーヴィニヨン50% メルロ40% カルメネール10%)
テヌータ・サン・レオナルドは1724年設立の歴史あるワイナリーで、現オーナーの父カルロ・グエリエリ・ゴンザーガ氏によって世界的に有名なワイナリーへと変貌を遂げていきます。
日本で、スーパートスカーナが話題になっていた時に、テヌータ・サン・レオナルドのフラッグシップであるサン・レオナルドも高品質なイタリアワインの一つとして日本に入ってきましたが、セパージュ比率がカベルネ・ソーヴィニヨン60パーセント、カルメネール30パーセント、メルロ10パーセントとボルドーブレンドだったため、ボルドーブレンド=スーパートスカーナという発想から、トレンティーノ・アルド・アディジェ州のワインなのにスーパートスカーナと勘違いした人も多かったと思います。
カルロ氏は、スイスで醸造学を学び、1960年代にはボルドーのシャトーやサッシカイア(カベルネ・ソーヴィニヨン85% カベルネ・フラン15%)のテヌータ・サン・グイドに所属した後1972年に独立し、ソライア(カベルネ・ソーヴィニヨン75% カベルネ・フラン5% サンジョベーゼ20%)やグアド・アル・タッソ(カベルネ・ソーヴィニヨン60% メルロ30% シラー他10%)を有するアンティノリでコンサルタントを務め、サッシカイアの醸造に携わった伝説の醸造家ジャコモ・タキスの協力を得て、サン・レオナルドを生み出しました。
オーナーの経歴やエノロゴを知れば、スーパートスカーナと思ってしまうのも無理もありませんし、今や北のサッシカイアとまで言われるようになりました。
このテッレ・ディ・サン・レオナルドは、比率は違いますがサン・レオナルドと同じブドウ品種から造られる弟分的なワインです。