(フランス コート・デュ・ローヌ地方 グルナッシュ60% シラー10% サンソー10% ムールヴェードル10% ブールブーラン5% クレレット5%)
フランスの三大ロゼワインは、甘口タイプのロワールのロゼ・ダンジュー(第36回頒布)、夏の避暑地で飲むのに適したすっきりとした味わいのプロヴァンス地方のロゼワイン(第23回頒布)、そしてグルナッシュを主体としたしっかりした味わいの今回のコート・デュ・ローヌのタヴェルです。
タヴェルはローヌ川の左岸にあり、その対岸に位置するのがシャトーヌフ・デュ・パプです。
紀元前5世紀ごろからワイン造りが行われていて、1936年にロゼワインとして初めてAOCに認定され、タヴェルではロゼだけがAOCです。
ドメーヌ・ド・ラ・モルドレは1986年に設立された比較的新しいドメーヌですが、シャトーヌフ・デュ・パプ・レーヌ・デ・ボワの2001年ヴィンテージがパーカーポイント100点を獲得し、あっという間にトップ生産者の仲間入りを果たしました。
ノーマル・キュヴェであればラ・ダム・ルス(赤毛の女性)、スペシャル・キュヴェであればラ・レイヌ・デ・ボワ(森の女王)と名付けられるのがわかりやすいです。
私はタヴェル・ロゼと言われて、真っ先に思い浮かぶのがこの生産者です。