(フランス ジュラ地方 シャルドネ100%)
暑い季節になると、おいしく感じるワインも変わってきます。
スティルワインであれば、赤よりは白、そして白の品種でいえば、私はシャルドネよりソーヴィニヨン・ブランを欲するようになります。
泡は間違いないところですが、それでもブラン・ド・ノワールよりはブラン・ド・ブランを選んでしまいます。
通常は絶対王者のシャンパーニュもしっかりと濃厚なので、こんな日本の湿度の高いじめじめした暑い時期には、ヴァン・ムスーのほうがごくごく飲めて合っているのかもしれません。
そこで、今回は気軽の飲めるジュラのスパークリングです。
ワインのトリヴィアル・パスートVol.23で「ブドウ品種のシノニム(別名)」を書いた時はもれていますが、このスパークリングは地元でムロン・ド・アルボアと呼ばれるシャルドネ100パーセントで作られています。
ブルゴーニュのシャルドネと比べると、小粒で果汁が多く糖分が高めだそうで、まるっきり同じとは言えないようですが、栽培・醸造しているわけではない私にはそこまでの違いはわかりません。