(フランス サヴォア地方 モンドゥーズ100%)
今回のスパークリングはたまたまジュラ地方のものを選択しましたが、以前日本ではワインの産地としてはジュラ・サヴォア地方と一括りにされていました。
といっても、ワインはシェリーに似た風味のヴァン・ジョーヌ、その代表のシャトー・シャロンといったジュラ地方のワインがほとんどで、サヴォア地方のワインはあまり日本にインポートされていなかったように思います。
かくいう私も、サヴォア地方のワインに興味を持ったのは、2005年に当時飛ぶ鳥落とす勢いだったアヌシー近郊の3星レストラン、マルク・ヴェッラに宿泊した時からでした。
ワインリストを見ると、3星レストランにありがちなボルドーやブルゴーニュのメインどころはバカ高い値段設定でした。
サヴォア地方のページをめくると当たり前といえば当たり前ですが充実していて、サヴォアのオールドヴィンテージが多数オンリストされていました。
サヴォアの地場品種のルーセットで造られる白ワインをオーダーし、しっかり熟成していたことに大変感銘を受けたのが興味をもったきっかけです。
翌日、町中のワインショップをめぐりましたが、サヴォアの古いヴィンテージのワインは1本もなく、レストランでしかお目にかかれないことを知りました。
そのサヴォアを代表する赤はモンドゥーズです。
未だになかなか日本のレストランやワインバーとかではめぐり合うことが少ないと思いますので、ぜひ一度ご体験ください。