ロタンティーク・シラー ペイ・ドック 2018

ロタンティーク・シラー ペイ・ドック 2018 のコピー

(フランス ラングドック地方 シラー100%)
シラーは、もともとはコート・デュ・ローヌ地区の北部、エルミタージュやコート・ロティ、コルナス等の限定された地区で栽培されていました。 濃厚で長寿なことで有名で、19世紀にはシャトー・ラフィット・ロートシルトやシャトー・ラトゥール等にもワインにコクを与えるために混ぜられていたそうです。 マルゴー村の人気3級シャトーのシャトー・パルメでは、シャトー・パルメにシラーを混ぜたシャトー・パルメヒストリカル・19thセンチュリー・ブレンドというワインを2004年からしばしばリリースしています。 AOCの規定に準じていないので、当然ノンヴィンテージです。 現在のシャトー・パルメのエチケットは下地が黒ですが、このワインは以前の下地の色である濃紺を使用しているのが歴史を感じさせます。 シラーは19世紀前半にオーストラリアに持ち込まれ、シラーズとしてオーストラリアを代表する品種になりました。 オーストラリアでは普通にカベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされています。 1970年以降、フランス南部でシラーは急激に人気が上昇し、コート・デュ・ローヌ地方南部のシャトーヌフ・デュ・パプのグルナッシュ等にブレンドされたりしましたが、最も成功したといわれているのが、ヴァン・ド・ペイ・ドックと表示されたバラエタルワイン(品種の書かれたワイン)です。

インポーター希望小売価格 1,540円