(イタリア トスカーナ州 サンジョベーゼ100%)
黒ブドウで白ワインを造るって聞くと、ちょっと際物的な印象を受けるかもしれませんが、シャンパーニュのことを考えればいたって普通のことではないでしょうか。
ピノ・ノワールやピノ・ムニエから造られるブラン・ド・ノワールのシャンパーニュは重厚感のある味わいに仕上がります。
シャンパーニュに代表されるようにスパークリングワインでは、黒ブドウを使用しながら色の抽出を抑えたワインをよく見かけますが、スティルワインではまだまだレアものです。
個人的には、白ワインと赤ワインの両方の長所を持ち合わせているように思え、好んで飲んでいますが。
頒布会では、第17回のテンプラニーリョ、第34回に地場品種のペラヴェルガから造られた白ワインを採用しています。
シャンパーニュの影響からかピノ・ノワールから造られるものが多いのですが、サンジョベーゼから造られるものは、私も初めて出会い、取り寄せて飲んでみると良かったので、採用しました。
イタリアのワインガイドのルカ・マローニでバルバネーラ社は2020年最優秀生産者を受賞し、このトスカーナ・ビアンコは96点を獲得しています。