シャトー・カプベルン 2013

Chareau Capbern 2013

(フランス ボルドー地方 メドック地区 サン・テステフ村 カベルネ・ソーヴィニヨン91% メルロ6% プティ・ヴェルド3%)
ボルドーのメドック地区の格付けシャトーがある村は、河口からサン・テステフ、ポーヤック、サン・ジュリアン、マルゴーの4村です。 ポーヤック村にはラフィット・ロートシルト、ラトゥール、ムートン・ロートシルトと3つの1級シャトーがあり、マルゴー村にはやはり1級シャトーであるシャトー・マルゴーがあります。 サン・テステフ村には1級シャトーはありませんが、限りなく1級シャトーに近いと言われるスーパーセカンドのコス・デストゥルネルとモンローズがあります。 しかし、日本で一番有名なサン・テステフ村のワインはエチケットにハートマークが描かれているため、しばしばバレンタインデーの贈り物として使われるカロン・セギュールではないでしょうか。 18世紀にブドウの王子と呼ばれたニコラ・アレクサンドロ・デ・セギュール侯爵は、現在の1級シャトーである、ラフィット・ロートシルト、ラトゥール、ムートン・ロートシルトと共にカロン・セギュールも所有していました。 そのセギュール侯爵が、「我、ラフィット、ラトゥールでもワインを造りしが、わが心カロンにあり。」と言ったことにちなみ、エチケットに大きくハートが描かれるようになったと言われています。 カロン・セギュールは、19世紀末にカプベルン・ガスクトン家がオーナーとなり、伝統的なボルドーワインを生産していました。 現在は保険会社に売却されてしまいましたが、そのガスクトン家が手掛けていたワインがこの、シャトー・カプベルンです。 大変上手く造られており、ボルドーの特徴的な味わいのするワインだと思います。

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