(イタリア トスカーナ州 コロニーノ100%)
1977年創業のラ・スピネッタ社は、1978年にイタリアで初めてのクリュモスカートをリリースして世界的に有名になりました。1995年にクリュバルバレスコ「ガッリーナ」、1996年に「スタルデリ」、1997年に「ヴァレイラーノ」をリリースし、バルバレスコのトップ生産者の地位を確立し、2001年にはトスカーナに進出、2019年現在、ガンベロロッソのトレ・ビッキエーリをイタリアで3番目に多い38個獲得している生産者へと成長しました。
ラ・スピネッタ社のエチケットに使われているトレードマークのサイは、ルネサンス期に活躍したドイツの画家アルブレヒト デューラーの作品で、遠目にみてもラ・スピネッタ社のワインであることがわかります。
コロニーノというブドウは、カナイオーロ同様にサンジョベーゼにブレンドされる土着品種のブドウですが、非常にマイナーな品種でした。
2000年からワイン造りをはじめ、瞬く間にトップ生産者となったビービー・グラーツがコローレというワインを生産して初めて知られるようになったのだと思います。
コローレは、リリース当初、フィレンツェの3星レストラン、エノテカ・ピンキオーリが買い占めたことでも有名で、品種構成はサンジョベーゼ、カナイオーロ、コロニーノが3分の1ずつでした。
この、イル・コロニーノ・ディ・カサノーヴァ・トスカーナ・ロッソは、なんとコロニーノ100パ-セントのワインです。