(フランス シャンパーニュ地方 ピノ・ノワール90% シャルドネ10%)
1999年にEUによって禁止されるまでシャンパーニュには、エシェル・デ・クリュという格付けがありました。
村ごとに80から100までのパーセンテージで示された格付けがあり、ブドウの取引価格は、100パーセントに格付けされた村のブドウが例えば100円なら80パーセントの村のブドウの最低保証価格が80円というような具合でした。
格付け100パーセントに査定された村をグラン・クリュと呼び、90パーセントから99パーセントに査定された村をプルミエ・クリュと呼んで、現在も表記することを許可されています。
グラン・クリュには17、プルミエ・クリュには42の村が指定されています。
グラン・クリュのブドウは概して高品質なのですが、ブルゴーニュと比較すると、グラン・クリュを名乗るシャンパーニュでも、名前が知れ渡ってないものは低価格で流通しています。
頒布会でもブルゴーニュの特級ワインはとても扱えませんが、グラン・クリュのシャンパーニュは今回で少ないとはいえ5回目です。
ブジィ村は、栽培面積の89パーセントがピノ・ノワールで、最も重厚なシャンパーニュを生み出す村とされています。
ブジィ村のピノ・ノワールの畑は350haで、そのうち大手メゾンの所有が150ha、残りの畑のブドウもほとんどが大手メゾンに購入されてしまうため、ブジィ100パーセントのシャンパーニュを飲むチャンスはほとんどないと言われています。
ジャン・マリー・バンドックは、数少ないブジィ100パーセントの造り手です。