(スペイン リオハ テンプラニーリョ100%)
リオハのワイン産地は、ラ・リオハ州、バスク州アラバ県、ナバーラ州の3つの行政区にまたがっています。
そして産地は、リオハ・アラベサ、リオハ・アルタ、リオハ・バハと3つの地区に分かれています。
産地中央の州境を西から東へエブロ川が流れ、その支流のオハ川が地名の由来と言われています。(スペイン語で川はリオなのでリオ・オハが詰まってリオハ。)
エブロ川の北に位置し、行政区でいうとナバーラ州に属するのがリオハ・アラベサ地区。
主要品種はテンプラニーリョ。テンプラニーリョという名前は、スペイン語の早熟、テンプラーノが由来だそうです。
この地区のテンプラニーリョは、その特徴である濃厚さと、豊富なタンニンとを純粋に引き出していると言われています。
エブロ川の南の上流に位置するのがリオハ・アルタ地区です。
アルタは、日本語で高地を意味し、バハは低地を意味します。
主要品種はやはりテンプラニーリョですが、他品種とブレンドされることが多く、アラベサ地区のテンプラニーリョよりはあっさりした上品な仕上がりになるそうです。
また、下流に行くに従い、酸が少なくなりアルコールが高くなると言われています。
リオハ・バハでは、ガルナッチャ・ティンタが主体となり、以前は他の2地区のワインより品質が劣ると言われていました。
今回のワインは、リオハ・アルタの標高400~700mの畑の樹齢30~40年のブドウから収穫されたテンプラニーリョで造られています。
果実味豊かなフレッシュなワインに仕上がっています。