(イタリア トスカーナ州 サンジョベーゼ カベルネ・ソーヴィニヨン カナイオーロ)
カルミニャーノはトスカーナ州の州都フィレンツェの北西20Kmに位置し、最小のDOCGのカルミニャーノの産地です。
1533年にメディチ家のカテリーナがフランスに嫁いだことにより両国に交流が生まれフィレンツェにボルドーのワインがもたらされました。
これを気に入ったメディチ家が、すでに名を馳せていたカルミニャーノにカベルネ・ソーヴィニヨンを混ぜることを命じたと言われています。
現在では、サンジョベーゼを50パーセント以上、カナイオーロを20パーセントまで、カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランを10~20パーセント、その他を10パーセントまでと規定されています。
ワインの仕事に携わる前に、テッレ・ア・マーノのカルミニャーノを飲んだことはありますが、1970年ころから騒がれるようになったスーパー・トスカーナのはるか昔から、カルミニャーノはサンジョベーゼとカベルネを混ぜていたとは知りませんでした。
スーパー・トスカーナがブームになった時、カルミニャーノがもっと脚光を浴びるようになってもよかった気がします。