ボーリュー・ヴィンヤード シャルドネ ２０１９
（アメリカ カリフォルニア州 シャルドネ100%）
ボーリュー・ヴィンヤードは、1900年にボルドー出身のジョージ・デ・ラトゥールによってラザフォードに創設されました。
禁酒法の時代も、ミサ用としてワインの製造が認められていたナパ・ヴァレーでも数少ないワイナリーの一つです。
1939年に発売されたジョージ・デ・ラトゥール・プライベート・リザーヴ・カベルネ・ソーヴィニヨンにより、ラザフォードは世界に知られるようになり、カリフォルニアのカベルネが初めて国際的に認められるようになりました。
これまでホワイトハウスの政府晩餐会で何度も提供されてきた由緒正しきワインでもあります。
このジョージ・デ・ラトゥール・プライベート・リザーヴ・カベルネ・ソーヴィニヨンは、ナパのワインのスタンダードを造ったのと同時に、カルトワインの走りとなり、そして現在もボーリュー・ヴィンヤードのフラッグシップワインです。
今を時めくスクリーミングイーグルを筆頭としたカリフォルニアカルトワインが百花繚乱となる前、ボーリュー・ヴィンヤードのエチケットに書かれたBVという文字は、デパートのワイン売り場等で必ず見かけ、私にとっては懐かしさを感じるワインです。
このベーシックなシャルドネも、カリフォルニアらしいワインに仕上がっています。