シャトー・シトラン 2009

Chateau Citran 2009

(フランス ボルドー地方 メルロ55% カベルネ・ソーヴィニョン42.5% カベルネ・フラン2.5%)
ボルドー地方メドック地区の格付けは、1855年に制定されて以来、シャトー・ムートン・ロートシルトが1973年に2級から1級に昇格した以外、変化は全くありません。 150年以上前の格付けなので、実際は格付けの変更の必要性はあると思いますが、色々な利権や思惑がからみ実施には至っておりません。 オーナーの経済状況で品質が維持できなくなることや、格付けシャトー数最多を誇るマルゴー村は、村の真ん中に鉄道が引かれ排水が悪くなったため、しばらくの間不調なシャトーが多かったようです。 格付けから外すべきシャトーがある一方、格付けに入れるべきシャトーはいくつもあります。 サン・テステフ村のオー・マルビュゼ、メイネイ、サン・ジュリアン村のグロリア、ムーリス村のシャス・スプリーン、モーカイユー、プジョー、オー・メドックのソシアンド・マレ、シトラン等がその代表です。 シャトー・シトランは、1990年代に日本企業が所有し、その品質の向上に一役買いましたが、現在はサン・ジュリアン村の2級のシャトー・グリュオー・ラローズ等を所有するボルドー大手のネゴシアンの傘下に入り、あの世界的に有名な醸造家のミッシェル・ロラン氏がコンサルタントになっています。 円安で価格は高騰していますが、ボルドー史上最高と言われる2009年ヴィンテージのオファーがあったので、採用しました。

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