(イタリア ヴェネト州 グレラ85% シャルドネ、ピノ・ビアンコ15%)
イタリアのスパークリングワインはスプマンテと呼ばれます。
ロンバルディア州でピノ・ネロ、シャルドネ、ピノ・ビアンコ等からシャンパーニュ方式で造られるフランチャコルタがその筆頭です。(第21回、35回に頒布)
その他代表的なものに、ピエモンテ州のモスカート・ビアンコから造られるアスティ(第15回頒布)、エミリア・ロマーニャ州のランブラスコから造られる赤のスパークリングのランブルスコ(第17回頒布)、ヴェネト州のグレラ種から造られるプロセッコ(第12回頒布)があります。
ザルデットは1969年に設立され、1982年にプロセッコ専門のワイナリーとなりました。
プロセッコは、当時全く無名でしたので、イタリア中を回り広めようとしていたそうです。そして、プロセッコの良さに最初に気付いたのが、1985年にイタリアで初めてミシュラン3星を獲得したグアルティエーロ・マルケージだそうで、その影響力からイタリア中で知られるようになったということです。
マルケージといえば、ミラノにあった本店に1度だけ行ったことがあるのですが、私達日本人以外のテーブルでは、ほぼ全員がデザートにグリーンティーのグラニテをオーダーしていました。
日本人とっては単なる抹茶のかき氷ですが、ヌーヴァ・クチーナ・イタリアーナ(新イタリア料理)の旗手としての本領発揮でした。
余談ですが、ドゥオーモのそばにあったマルケージのトラットリアで食べた「野菜のラザニア」は、私の人生の中でナンバーワンパスタです。