(スペイン カスティーリャ・イ・レオン州 ガルナッチャ100%)
スペインの首都マドリッドの北西に位置する、カスティーリャ・イ・レオン州には、ベガ・シシリアを筆頭とした高級ワインの産地のリベラ・デル・ドウエロや、私の好きなメンシアの産地のビエルソ等がありますが、セブレロスなる産地は日本ソムリエ教本にも出てきません。
しかし、インポーターの謳い文句によりますと、「グレドス山脈のセブレロスといえば、今や全世界でも屈指の注目株産地として、ジャンシス・ロビンソンを始めとした世界のワイン評論家から有望視されているエリア!!特にこの冷涼なテロワールを生かしたガルナッチャの赤ワインには熱い注目が注がれており、今後スター銘醸地になる可能性を大いに秘めているんです!!」とのこと。
ガルナッチャはスペイン原産で、フランスではグルナッシュ、イタリアのサルデーニャ島ではカンノーナウと呼ばれ世界で2番目に栽培面積の広いブドウです。
今や天文学的値段になってしまったシャトー・ラヤスがグルナッシュのみで高品質のシャトーヌフ・デュ・パプを造っていたり、シラーと混ぜてワインが造られたりしていることが多いので、なんか濃いイメージがありますが、本来は色の薄い、繊細なワインが出来上がる品種です。
このラ・トランシシオン・セブレロス・ガルナッチャは、本来のガルナッチャのサンプルのようなワインです。