(フランス コート・デュ・ローヌ地方 シラー80% グルナッシュ15% ムールヴェードル5%)
A.O.C.コート・デュ・ローヌは赤、白、ロゼの生産が認められていて、コート・デュ・ローヌの全生産量の半分を占めます。
北部ではシラーが主体で、南部ではグルナッシュを40パーセント以上含まなければなりません。
主要・補助品種であるシラー、グルナッシュ、ムールヴェードルで合計70パーセント以上と規定されています。
シラーは長熟型で高貴な品種として知られています。
以前はボルドーワインの質を高めるためにブレンドされていて、シャトー・パルメでは、当時のワインを復活させて、シャトー・パルメ・ヒストリカル・19chセンチュリー・ブレンドという名でしばしばリリースしています。
規定外なのでヴィンテージ表記はできませんが、2004年がファーストヴィンテージです。
グルナッシュとムールヴェードルは元々はブレンド用のブドウでした。
シャトーヌフ・デュ・パプの中で今や最も高い価格で取引されるシャトー・ラヤスが、グルナッシュ単体でシャトーヌフ・デュ・パプを造り、グルナッシュの可能性を追求していたりはしますが。
上記のように3種の中で最も高貴なブドウはシラーなので、このコート・デュ・ローヌ・キュヴェ・プレスティジューみたいなシラーの割合の多いワインの方が同じ価格ならお得のような気がしてしまいます。