(アメリカ カリフォルニア州 シャルドネ100%)
第28回にバリスタという南アフリカのワインを頒布しています。
南アフリカ特有のブドウ品種であるピノ・ノワールとサンソーを交配したピノタージュを使用したワインでした。
ピノタージュは元々コーヒー香がするといわれ、作り手がその香りを際立たせたワインを生産し、エチケットに「コーヒー」とか「カフェ」とか味を想起させる名前を付けていたりします。
「バリスタ」も同様ですね。
フランスのワインは、伝統的なエチケットを採用している場合が多く、せいぜいスミレの香りがするワインに、菫色を入れたりするぐらいです。(最近は自然派の生産者等が様々なエチケットをボトルに貼るようになりましたが。)
一方、ニューワールドのワインは、味わいを想起させる言葉を使うワインをちょくちょく見受けます。
第27回に頒布したブレッド&バター、第57回に頒布したジャム・セラーズでは、バター、トースト、ジャムなどがエチケットに記載されています。
ジャン・クロード・ボワゼ・ワインズは、ピノ・ノワールから造るワインにタルレット(ベリータルトのイメージだそうです。)、今回のシャルドネから造るワインにクロワッサンと名付けています。
生産者のボワセ社は、1961年にジャン=クロード・ボワセ氏によって創立されたブルゴーニュのネゴシアンで、今やブルゴーニュ最大にして、フランスの他地域、アメリカ、カナダ、イギリスと世界各国に畑を持ち、ワイナリーを運営しています。