(アメリカ カルフォルニア州 シャルドネ主体)
辛口白ワイン用のブドウの中で最も高貴な品種と言われているシャルドネは、果汁に富んでいますが、特徴的な芳香はありません。
香りを表す専門用語にアロマとブーケというのがあります。
アロマはブドウそのものが持っている果実香のことで、ブーケはワインが熟成する過程で生まれる香りのことです。
シャルドネは、アロマに特別な個性がないため、ブドウが持っている香りとは別の香りを与えることができるので、生産者の意思や好みが反映されています。
アメリカ人の白ワインの好みは、果実味豊かで甘くバニラの香りのするバタースカッチのような味わいと言われています。
(日本人にとってバタースカッチといえば、明治のチェルシーですが、なんと3月末をもって終売だそうです。)
ですからカリフォルニアの白ワインは、樽を効かせたボリューミーな厚化粧のイメージです。
このシー・リッジはカリフォルニアワインの特徴を残しながら、薄化粧というのでしょうかすっきりした味わいに仕上がっています。