(フランス ラングドック地方 カベルネ・ソーヴィニヨン100%)
モンターニュ・ノワールは、フランス南部のカルカッソンヌ近郊の山脈で、ワインの産地です。
このワインは、カルカッソンヌの生産者協同組合のフォンカリューが造るワインです。
私がワインにはまった頃、ボルドーの格付シャトーワイン、ブルゴーニュのコート・ドールのワイン、コート・デュ・ローヌ北部のワイン等々、きらびやかなワインに対し、気軽なワインとして存在したのが、サンセールやプイィ・フュメ、ミュスカデ等のロワールのワインや、ボジョレー地区のワイン、ラングドック・ルーション地方のワインでした。
時が経つにつれ、それらワインも非日常のワインとなっていき、その役割を果たすのが生産者協同組合のワインになりました。
生産者協同組合のワインはいわゆるテーブルワインで、がぶ飲みワインのイメージがありました。
その後、フランスにもスペインのワイン等ヨーロッパの他国の安いワインが大量に入るようになり、更にはチリ、アルゼンチンのワインも入ってくると、ただ安さだけで競うのはだんだん難しくなってきました。
第3回、第59回で頒布したコート・デュ・ローヌの生産者協同組合のエステルザルグの様な低価格を維持しながら、ある程度高品質のワインを生産するような生産者協同組合が増えてきていると思います。
コスパの良いフランスワインを探すなら、生産者協同組合のワインに注目するのも手かもしれません。