(ドイツ ラインヘッセン地方 フリューブルグンダー100%)
フランスのピノ・ノワールはドイツではシュペートブルグンダーと呼ばれ第20回で頒布しています。
元々、生産量の90パーセントが白ワインだったドイツも、世の中の嗜好の流れに沿う形で赤ワインの生産割合が40パーセントを超えましたが、今までドイツの赤ワインは上記の1回だけでした。
シュペートブルグンダーは、直訳すると晩熟型ブルゴーニュ種になります。
フリューブルグンダーは、シュペートブルグンダーの突然変異種で、直訳すると早熟型ブルゴーニュ種で、シュペートブルグンダーよりは2週間ほど収穫が早いとのことです。
ベルリンの壁崩壊以前の西ドイツの最北の栽培地であったアール地方で主に造られているブドウで、アール地方では6~7パーセントくらいの生産量になります。
フランス名はピノ・マドレーヌですが、フランスでは栽培されていないのか、ググっても何もひっかかりませんでした。
ブルゴーニュの軽めの赤ワインのような味わいになると言われ、近年のライト志向のトレンドから見直されている品種とのことです。