(イタリア プーリア州 ネーロ・ディ・トロイア100%)
イタリアをブーツの形で例えるなら、丁度かかとのヒールにあたるところがプーリア州です。
プーリア州を代表するブドウと言ったら、第26回に頒布したネグロアマーロと、第29回に頒布したアメリカのジンファンデルと同一品種のプリミティーヴォです。
その他のプーリア州の地場品種といえば、白ブドウのボンビーノ・ビアンコ、ヴェルデーカ、黒ブドウのウーヴァ・ディ・トロイアとも呼ばれるネーロ・ディ・トロイアとボンビーノ・ネロです。
過日、色々なインポーターがプーリア州のワインだけを持ち寄った試飲会が行われました。
こんな時でもないとプーリア州の地場品種のワインは発見できないので、意気込んでいきましたが、やはり出品の多くはネグロアマーノやプリミティーヴォや国際品種を使用したワインでした。
お目当ての品種のワインがあってもなかなか美味しいと感じるものに出会うことが少ないのが実情です。
国際品種、有名なブドウのほうが、美味しく仕上がるので生き残り流通しているのだとつくづく感じる次第です。
そんな中、今回のワインは「見つけた!」っと採用したものなのですが、皆さんどう評価されますか?