(スペイン ソーヴィニヨン・ブラン100%)
ワインの香りの表現は、香りという漠然としたものを業界内で共通の認識を持つために定められたルールのようなもので、色合いから連想しカシスやブルーベリー、イチゴの香りがするとよく例えられたりしますが、本当にする?と思うことがよくあります。
ですから、明らかに特徴ある香りを持つワインに試飲で出会うと、大変うれしくなるものです。
しかし、サンプルを取って確認すると、試飲した時に感じた香りを感じ取れないことも間々あるのです。
ですからバラのポプリの香りがする可能性の極めて高いラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ
のような品種は(第2回、第52回頒布)私が好んで飲むワインです。
今回のワインの品種は、ソーヴィニヨン・ブランなので、その代表的香りであるピピ・ド・シャと言われる猫のおしっこ的な香りもしますが、試飲した時にまず明確に桃の香りを感じました。
インポーター資料を見ますと、アプリコットと桃のみずみずしい果実味という表現があり、
サンプルを取り寄せても桃の香りを強く感じましたので、迷わず採用いたしました。