(イタリア カンパーニャ州 グレコ 100%)
グレコは、イタリアを代表する白ブドウですが、今回が初登場です。
主にカンパーニャ州で栽培される南イタリアを代表する地場品種で、名前の通り原産はギリシャで、紀元1世紀にはすでにカンパーニャ州で栽培されていました。
グレコを使った一番有名なワインが、カンパーニャ州トゥーフォ村近辺で生産されるこのグレコ・ディ・トゥーフォです。
私が、初めてグレコ・ディ・トゥーフォを飲んだのは、今やイタリア料理界の重鎮である日高良美シェフが1990年に西麻布にオープンさせたアクアパッツアでした。
当然アクアパッツアをオーダーしたのですが、ソムリエがアクアパッツアに合わせるワインとして勧めてくれたのがグレコ・ディ・トゥーフォでした。
余談ですが、食事をしていると、その日に偶然来店されていた田中康夫氏が、「ドルチェのメニューを見せてください。」と言っていたのを聞き、「そりゃそうだ」と思い、それ以来私はフレンチレストランではデセール、イタリアレストランではドルチェという言葉を使うようになりました。