(イタリア モリーゼ州 アリアニコ100%)
イタリアを代表する、赤の地場品種といえば、今や地場品種とも言えませんが、バローロ、バルバレスコのネッビオーロ、キャンティ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのサンジョベーゼが2トップでしょう。
次に、モンテプルチアーノが続き、第3集団にアリアニコ含めいくつか候補が挙がる感じでしょうか。
栽培面積を見てみると、サンジョベーゼがダントツで、モンテプルチアーノが続きますが、ネッビオーロはベスト10にも入ってきません。
アリアニコは、なんとかベスト10に滑り込む程度の栽培面積ですが、南イタリアを代表するブドウとして存在感があると思います。
最も有名なのがカンパーニャ州のタウラージで、頒布会で一度は扱いたいと思いつつ、価格の関係で未だ採用できていません。
アリアニコ自体では、今回が3回目の採用となります。
生産者のディ・マーヨ・ノランテ(第45回頒布)は、モリーゼ州のワインを有名にした立役者といってよく、イタリアのワイン評価本であるガンベロ・ロッソでトレ・ビキエーリを14回も獲得しています。