(フランス 南西地方 マルベック100%)
マルベックは、ボルドーの赤ワイン用に使用が認められていた6種の品種のうちの一つで(2021年に4種が追加)、19世紀にはボルドーワインに使われるブドウの6割を占めていたと言われていますが、寒さに弱かったため、その後だんだん栽培されなくなり、今では使用されているワインを探すほうが大変かもしれません。
現在では、マルベックといえばアルゼンチンで、全世界のマルベックの栽培面積の75パーセントをアルゼンチンは占めています。
フランスでは、南西地方のカオールの品種として有名で、カオールはマルベック主体に30パーセントまでメルロやタナをアッサンブラージュできます。
マルベックは、果実が小さく果皮が厚いため、タンニンの多い濃い色調のワインになることから、カオールでは黒のワインと呼ばれています。
合わせる料理は、ジビエ等、多少くせのある肉が適していると思います。