(イタリア ヴェネト州 ガルガネーガ100%)
イタリアを代表する赤ワインと言えばキャンティ、そして代表する白ワインと言えばソアヴェでしょう。
ソアヴェには、ソアヴェとソアヴェ・クラシコがあり、ソアヴェがフレッシュ、フルーティーさを売り物にするのに対し、ソアヴェ・クラシコは、コクのある熟成型のワインとなり、ちょうどキャンティとキャンティ・クラシコとの関係と同様です。
ソアヴェの生産者と言えば、ソアヴェの革命児と呼ばれ、今は自ら造るワインをソアヴェと名乗っていないアンセルミ、ソアヴェの3大生産者と言われる、ピエロパン、ジーニ、イナマ、そして振興勢力のカルガーテ、タメリーニ(第17回に頒布)が有名です。
イナマ社の歴史は、創業者であるジュゼッペ・イナマが1965年にソアヴェ・クラシコの中央の畑を購入したことから始まりました。
ジュゼッペは「ソアヴェ地区のブドウを使った最高品質のワインを造る」ことを目標とし研究に研究を重ね最初のボトリングはなんと1991年(インポーター資料を参考にしていますが、「どんだけ研究すんだよ」ですよね)、それもソービニヨン・ブラン100パーセントのワインでした。
翌年に、このヴィン・ソアヴェ・クラシコをリリースし、ソアヴェ3大生産者の一人となりました。