(アメリカ カリフォルニア テンプラニーリョ95% グラシアーノ5%)
カリフォルニア・シャルドネの五指と称されるのは、マーカッシン、キスラー、オーベール、ピーター・マイケル、そしてコングスガードです。
そのコングスガードのGMが内陸のスペイン伝統品種でごく少量造る新世代のワインがこのファーディナンドです。
スペインの銘醸地リベラ・デル・ドゥエロの丘陵地を彷彿とさせるシエラ・ネヴァダ山脈の麓斜面の畑のテンプラニーリョの3つのヴィンテージをブレンドして造られています
2016 が10パーセント、2017 が45パーセント、2018 が45パーセントです。
以前は「ピノ・ノワールはブルゴーニュ地方でしかうまく育たない」と言われていたのを代表例として、地元と密着している品種を他地域でうまく育て、美味しいワインを造るというのは、なかなか難しかったのでは、と私の経験上からも思っていましたが、最近は栽培技術、醸造技術が進歩したためか、この手のワインで美味しいと感じるワインが増加してきました。