(フランス ユニ・ブラン50% アイレン50%)
スパークリングワインの王様であるシャンパーニュは、基本ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネから造られます。
そして、ピノ・ノワールやピノ・ムニエ等の黒ブドウのみから造られるシャンパーニュをブラン・ド・ノワール、シャルドネ等の白ブドウのみで造られるシャンパーニュをブラン・ド・ブランと呼んでいます。
一般的に、ブラン・ド・ノワールは重厚な飲み口に、ブラン・ド・ブランは酸が特徴のスッキリとそしてキリっとした飲み口に仕上がります。
ざっくりと言ってしまえば、真夏の暑いときはブラン・ド・ブランを、冬のジビエとかの美味しい季節には、コクのあるブラン・ド・ノワールを飲むのがいいと思います。
グランメゾンでは、3種類くらいのグラスシャンパーニュを用意しているところが多いように見受けられます。
ノンビンのシャンパーニュ、そしてヴィンテージシャンパーニュ、ロゼシャンパーニュ等を組み合わせます。
とある3星レストランに真夏に訪れたとき、グラスシャンパーニュは、ノンビン、ロゼ、そしてピノ・ムニエ100パーセントからなるブラン・ド・ノワールでした。
「なぜ、このブラン・ド・ノワールをこの時期に使っているのですか」とソムリエに尋ねたところ、「ピノ・ムニエ100のシャンパーニュは珍しいのでほとんどのお客様が知らないから」という返答でした。
なんかかなりがっかりですよね。
ベルモンはロワールの老舗スパークリングワインメーカーで、このブラン・ド・ブランはシャンパーニュのブラン・ド・ブランより軽やかに仕上がっていると思います。