(モルドバ フェテアスカ・レガーラ100%)
モルドバは、ワインの発祥の地として有力なコーカサス地方の黒海を挟んだ対岸に位置し、紀元前3000年くらいには既にワインが生産されていたと言われています。
紆余曲折の歴史がありますが、1991年のソ連崩壊後に独立国となりました。
日本にはここ10年位で徐々に輸入されるようになり、試飲会でもよく見かけるようになりました。
とはいえ、全体の0.05パーセント程度ですが。
生産量の30パーセントが土着品種で、黒ブドウでは、ララ・ネアグラとフェテアスカ・ネアグラ、白ブドウでは、フェアテスカ・アルバとフェアテスカ・レガーラが代表です。
それぞれ日本語に訳すと「黒い熟女」、「黒い乙女」、「白い乙女」、「高貴な乙女」となります。
フェアテスカ・レガーラは、白ブドウには珍しく果皮にタンニンを多く含み、味わいは辛口でフレッシュ、香りは華やかで桃やマスカットに例えられることが多いようです。
ちなみに頒布会ではフェアテスカ・アルバを第35回に採用しています。